ゴールド免許(運転はしてない)
ホントは一ヶ月に一回は更新するようにしたいんですけど去年は11月ぐらいからちょっとバタバタしてましてね。
全然更新出来なかった。
誰が見てるでもないんでしょうけどまたちょくちょく更新するようにするんでよろしければどうぞ。
ってなわけで。
フォードvsフェラーリ観てきました。
あらすじとしては、アメリカの自動車会社フォードがイタリアのフェラーリ社に合併?(買収だったかも)話を持ち込むもけんもほろろに断られて、しかも「所詮二代目だな、初代とは違う」と盛大にディスられたフォード会長はブチ切れ。当時フェーラーリ社がル・マンで何度も優勝している様子を知っていたのでその大会で勝ちプライドを叩き潰してやろうと目論む。
そんな中、白羽の矢が立ったのがアメリカ人初のル・マンで優勝した男、キャロル・シェルビーとそのキャロルが見込んだレーサー、ケン・マイルズだった。
二人は様々な困難を乗り越えル・マン優勝を目指す。
といったものです。
ローガンの監督、ジェームズ・マンゴールド。やはり信頼できる監督だ。
男受け抜群の映画を作るのがうまい。男のロマンが詰まってるんですね。
国内外を問わず下町ロケットとか陸王みたいな、なにかを開発することに心血を濯ぐ様をみるのはみんな好きってことなんだなぁ。と。
多少たるいシーンもあるといえばあるがまぁそこまで気にならないくらい。
音楽が印象的で疾走感のある曲が印象的でしたね。馬の足音みたいな感じの曲が特に。
車には全然興味ないんだけどル・マンとかちょっと調べちゃっりして。
24時間耐久レースなんて狂気の沙汰だけどやる方もみる方もごいなと。
「まだだ、まだ」
「行け!」
の下りを最初のシーンとクライマックスでやるところに痺れましたね。
ドアが閉まらなくてハンマーで叩いて閉めるとかトランクを閉める為にガンガンやったのを重ねたりして
こういう同じやりとりやシーンを象徴的に再現するってヤツに僕はめっぽう弱いので脚本上手いなぁと思いながらみてましたね。
あと、今まで色々な映画にあったカーチェイスには全然ノれないたちだったんだけど今作では楽しめましたね。
劇場でみるとエンジンの爆音がガンガンなって臨場感ハンパないからだと思いますが。家で観てもこれだけノれるかは分かんないですね。
栄光なき勝者たちっていうか勝負に買って試合に負けたみたいな。
副社長が完全に悪役過ぎて笑っちゃったんですが。
あとリー・アイアコッカ(ジョン・パーンサル)が味方になってる風で対してなにもしてなかったりとか、お前そんな味方ヅラすんならもっと色々優遇してくれよ!と思ったけどその辺は時間の都合上カットしたのかもしれないッスね。
フェラーリ側が割と正々堂々と闘うなかブレーキを替えるのは部品交換だからセーフ!とか言ったりストップウォッチパクったりナットを敵チームのピットにポンと置いたりと(精密機械であるレースカーのピットからナット一個でも見つかったら大騒ぎですよ。飛行機が飛び立つ前ネジ一本なくなってないか確認するのと一緒ですね)
やることが姑息過ぎてコレ主人公サイドだよね?って思ったりもしたけど絶対王者に姑息な手段を使ってでも絶対に勝つ!っていう主人公サイドの泥臭い闘いぶりがよかった。
ケンは変なところで聞きわけのいい男で、自らが開いている自動車工場が差し押さえさ
れたときはレースをあきらめて普通に仕事をすると妻に宣言したり、あんなに楽しみにしていたル・マンへの最初の挑戦の時にメンバーから外されても暴れたりすることはなく、あっさり身を引いているんですよ。(実際はブチ切れてるけど)昔の職人気質な男の振る舞いですな。昭和の男感がすごい。
アメリカに昭和の概念はないけど、昭和の職人気質な無骨な男像っていうのは国関係なく通じるものなのかと。