俺がついてるぜ→無限の彼方へさぁ行くぞ
トイストーリー4
観る前から賛否両論とか聞いてなんだかイヤ〜な気はしてたんだけどなんだか僕的にはあんまりな感じだったんで、感想を。
例によってネタバレはガンガンブッ込むんでネタバレ絶対殺すマンな人は避けるようにお願いします。
(見たのは7月の20日ぐらいだったんですがなんだかんだ書いてるうちに結構放置しちゃってたんでこんな時期になっちゃいました)
うん。つまんなくはないですよ。
ただ、泣けるか?っていうと、うん、それで?
って感じで。
一作目っぽさはちょっとある。それは随所に、というか今までのトイストーリーを思い出させるようなシーンはいっぱい入ってくる。
アンディの時代はお気に入りでいつも遊んでもらっていたウッディ。ところが今ではスタメンからはずれクローゼットで待機する日々。
開始早々に前作での感動をブチ壊していくスタイルにアレ?という気持ちは多少あります。
アンディから譲り受けたのにこの扱いか…いや、リアルな子供ってそんなだけども、
気になったのが、今回のおもちゃ達
人間界に関与しすぎじゃね?
車の運転を阻害するとかはちょっとやりすぎて大丈夫かな?と
あと、バズ以外マジで全然出番ない。
とりあえずトイストーリーなんで一応出しました感。扱いが雑すぎる。
おもちゃの仲間たちについてですがボニーのお気に入りは誰なのか問題っていうのもあって、cv田中敦子のぬいぐるみが一番お気に入りなんじゃないかと思うわけで、ジェシーとか今は気にいってるけどそのうち飽きられるかも知れない。
アンディがいっときバズにどハマりして飽きたみたいに。
結局アンディから譲り受けたおもちゃ達は自分が前から持っててお気に入りのおもちゃ達には敵わないんじゃないかと思うんですよ。現にウッディはすぐ飽きられてるわけだし。
今回特に気になったのがおもちゃの自我についてで、誰かがおもちゃと認識した時点でその存在には魂が宿るのか?というのがあります。
フォーキーという不安定な存在はプラスチックの先割れスプーンで作られた自作のおもちゃなんだけど他のおもちゃと同じように意思を持ったわけで
(ただし、自分のことをゴミと思いゴミ箱に突っ込むというクセも持つ。)
ってことは自分をおもちゃと思い込んでるゴミも存在するってこと?
それこそボールに顔を描いただけでおもちゃになるのか
キャストアウェイのウィルソンみたいに
ウッディの引退の話
ホストが引退するまでの話みたいだなって。
一時はナンバーワンで店を盛り立てていたが店自体がなくなってしまい、小さな店で再出発するも素人同然のヤツをメンバーに入れる始末。
でも、そんなヤツでも必要とされてるんだと理解して自分は裏方に回ることに決める。
かつてのナンバーワンは影で支えることに徹するが、元カノと久しぶりに再会し、ホストの仕事自体にこだわるのは辞めて、仕事にあぶれたホストたちをいい店に紹介することを生業とするようになる
(例えでホストの話になったけど実際のホストのこと全然知らないし、例え自体もなんだかよくわかんない感じになっちゃった。
最終的に選んだのが
フリーランスのおもちゃ軍団って実質
エクスペンタブルズじゃん。って思ったけど他の人の感想を掘っていったら他のおもちゃ達の持ち主を探して上げることを目的としたのね。
え、自分たちがおもちゃとして遊ばれることは諦めてないよね?
こんなに怒る人がいるっていうのは例えばドラえもんでドラえもんが未来に帰るからのび太と別れる。とかじゃなくて、ミィちゃんと一緒に二人で生きていくわ。それじゃ!っていうようなもんでそりゃないだろ〜って思う人が続出するのもわかる。幸せな物語を見せてもらって浸っていたところ「ところがどっこいこれが終わりじゃない!」と冷や水をぶっかけるスタイルはシュガーラッシュオンラインでもやられたんでオイオイまたかよ。ってのもあるんですね。
ヴィランに手を差し伸べる。
今までのヴィランは
1作目シド
2作目プロスペクター
3作目ロッツォ
人間のヴィランはシドだけでそれ以外はおもちゃがヴィランなんですが、今作のギャビンギャビンのずっと遊ばれずにアンティークショップに行ったっていうのはジェシーやプロスペクターと一緒で。アレ?またそういう話?ってなったんですが
今までのヴィランの結末が一応みんな制裁を受ける中4作めだけは救いを得られたってのが印象的だなと。
というかそれを言ったらシド以外のヴィランの結末が皆、新しい持ち主と出会うというのが面白い。
持ち主がみつかるのがある意味お仕置きというか悪役達が辿る末路みたいな中、ギャビンギャビンだけはいい持ち主(と思われる子)に拾われる。今までヴィランたちには悪役らしく酷いめにあってもらったけど最後ぐらいは悪役にも救いを。と製作側が思ったとか?まぁ、ラストのウッディ達の活動に繋げるために必要だったということでしょうかね。
おもちゃの行く末が誰かの所有物になるかゴミとなって捨てられるか。それだけじゃあんまりだ。っていうのから今回のラストになったんだろうけど誰の所有物でもなくなったおもちゃ達の終わりはどこにあるのか?とも気になったりします。身体が物理的にバラバラに壊れたときか、そもそも遊んでもらえない期間が、長くなりすぎたとき?人が本当に死ぬのは人に忘れられた時だ。という言葉がありますがそれはおもちゃにも言えるのだろうか。
誰からも忘れられ、身体はボロボロ、もはやおもちゃかどうかわからなくなった者たちのそれはトイストーリーと呼べるのか?
いや、終わらせるためのこんなストーリーにしたのかも知れない。トイストーリーとしては本当に終わり。最後だからこそこんな思い切った話にしたんだと無理やり納得するしかないですね。続編とかは、本当にない…よね?
日曜の朝一の回で観たんですが子供が凄い多かったです。
なので、途中で泣きだしたり、観てる途中で普通に話したり、あー、最悪だよ。全然集中できない。と思ったけどよくよく考えれば子供向けアニメなわけでこちらの方がむしろ異質な存在だと悲しい現実を突きつけられていたたまれない気持ちになったのが一番キツかったですかね。