Open Up Your Heart
ジェーン•ドウの解剖観ました
ストーリーは遺体安置所兼火葬場を営むティルドン親子の元に身元不明の女性遺体が運び込まれるところからスタートします。
殺人現場の地下から綺麗すぎる状態で発見された遺体の解剖をしていくなかで死体の様子がおかしいことに気づく親子。解剖をすすめる中で超自然的な恐怖を体験していくことに…
序盤はリアル過ぎる解剖シーンからの遺体の様子がおかしいということにちょっとずつ気づいていく法医学スリラー的なものかなと思いきや中盤からは怒涛のサイコホラーに、正直、ラジオでの演出とか古典的なんだけどやっぱり怖いです。ベタはやっぱり強いなと。
ホラーのキモは見えそうで見えないだったり、いると思ったらいないをしっかりやることですよ。
三宅隆太さんのなんだ猫か理論ですね。
限られたシチュエーション下での丁寧に作り上げられたホラー作品でしたね。
アメリカとかってこういうホラー作品やら謎解きモノでスッと聖書が出てくるのがオシャレですよね。
日本で仏教やら神道やらの教えがヒントになるとかそんなないんじゃないかな
(もっとも、これは僕が不勉強なだけかも知れない。京極夏彦とかはそういう要素が強いと思うけどあれは民族学とかそっちの要素の方が強いと思う。)
ジェーン•ドウとは身元不明の女性遺体の呼称
身元不明の男性遺体の呼称はジョン•ドウ
日本の名無しの権兵衛みたいなものかな、いや死体だったらどざえもんか、あれは水死体だけど
余談ですけど、こういうホラーってのは主人公たちが幽霊なり怪物なりに対抗する手段がないのがポイントですよね。対抗する手段があるとそれは違うジャンルになってしまいます。クロックタワーが1、2が怖くて3がそんなに怖くなかったみたいなものかですね。