ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがやってくる!

今さらながら怪獣黙示録とその続編、プロジェクトメカゴジラ読みました。

いっときネットで面白いと噂になってましたが最近買ったら面白くて一気に読んでしまった。

 

あーいう偽インタビュー集っていうかルポルタージュ風小説っていうの好きなんですよ。

恩田陸のQ&Aとか、読んでないけど罪の声とかワールドウォーzもそんな感じだとか

映画版はみたんですけどは全然そんな映画じゃなかったですけどね。ペプシ

 

さて、小説怪獣黙示録とはアニメGODZILLA怪獣惑星(通称アニゴジ)の前日譚です。

 

小説というかルポルタージュ風小説なので基本は誰かが話しをしているていで進みます。

 

この話、ゴジラがいきなり出てくるわけではありません。一番最初はカマキラスカマキラスってよく知らなかったけどようはデカイカマキリです。(雑!)

 

その後も色々な怪獣が出て来て多大な被害を被るもなんとか撃退をして人口がめちゃくちゃ減ってヤバイなーってところでゴジラ登場ですよ。

 

ゴジラは圧倒的な強さで他の怪獣の時は苦労しつつもなんとか倒せてはいたけどゴジラはそもそも倒せない。

街を破壊しつくしてスーッと海に帰っていく対処できない災害みたいなもんです。

 

そんな絶対的な怪獣に翻弄される人々を描いた歴史モノみたいな感じですかね。

 

初っ端から暗く、ゴジラに勝てないと悟った人類が地球を脱出して違う星に移住するための宇宙船に乗ろうとするところから話が始まります。そこで、ゴジラや、怪獣達のデータを次世代に受け継ぐための作業をしていた軍の情報分析官が今までの歴史を整理したり、当時の様子を知る人々にインタビューをしていたものを、整理していくというもの。

大半は軍の人間が相手で、あの時、自分はどう感じたか、とかどんな目にあったかを語ってもらうんですが、中には只の一般市民からの証言もあったりするところが面白いです。

 

特撮好きな人ならニヤリとするようなネタも満載らしいです。僕はそこまで詳しくはないんですがオキシジェンデストロイヤーが出たときはおっ!って思いましたね。あとガイガンとか。

 

めちゃくちゃ面白くて正直アニメ版より面白いです。なぜ、これをアニメ化してくれなかった…

 

 

 

 

 

 

こわしてやる!

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シュガーラッシュオンライン観ました。

前作が、レトロゲーム愛に溢れた素晴らしいものだったので続編があるなら観なきゃとね。

ただ、前回で綺麗に終わったのに何をやるのかとは思ったんだけれど。

 

さて、今回のシュガーラッシュオンライン。オンラインって言ってるだけあってネットが舞台。

前作も主人公ラルフが色々なゲームをウロウロするちょっとした観光パートみたいなのがあるんですが今回もネット上に出てきた二人は完璧に都会に出てきたお上りさんって感じでネット上をフラフラするところは楽しかっです。

ゲームとは違う世界に来てビビるラルフと、ネット世界のすごさが楽しくてしょうがないヴァネロぺ。

ネットの表現方法とかは結構面白かったです。検索途中で食い気味に検索結果を教えてくるおじさんとかポップアップ広告がうざい勧誘みたいなのとか。

 

ストーリーは、あることをきっかけに、シュガーラッシュのゲーム機のハンドルが壊れてしまい、ネットオークションでハンドルを落札するものの思わぬ高額になってしまったのでどうにかハンドルのお金を稼ぐために奮闘する二人だが…というのが前半なんですが後半からはまさかの展開に。

 

(※いつも通りネタバレを普通にするのでまだ観てない人とかは読まない方がいいです)

 

なんていうか、しんどい映画でしたね。楽しいところも、もちろんあったけど個人的には一作目の方が好きかな。

重過ぎる愛を注ぐおっさんと奔放な歳下の彼女って感じがしてモテないおっさんとしてはラルフに感情移入しまくり、前作では同じように孤独を抱える二人だからこそお互いに大親友になったってのがあったのになぁ。

二人は幸せに暮らしました。でも、その後はそうでもありませんでした。みたいな、そんなとこは別に観たくなかったと。色々出てくる続編全てに言えることですね。

シティハンターエンジェルハートみたいな(続編設定があまりに不評だったんでパラレルワールドにしたとか)

 

 

さて問題のシャンク姐さんです。文句なしにカッコイイし、優しいし、完璧じゃん。ヴァネロペとも百合っぽい。とあるけどこういう登場人物を導くためだけに作られたキャラが苦手というか、なんていうかな完璧超人過ぎるキャラに人格を感じないんですよね。作劇の為だけに存在するキャラっていうか。

しつこくてキモいラルフよりもスマートな距離感でクールなことを言ってくれるシャンクの方がいいよね。ってことを表すためとはわかるんですが、、、。

 

 

ヴァネロぺのためにyoutuberになって色々なことやらされてたのにヴァネロぺは違う刺激的なゲームに感動してさらにはイカすちゃんねーといちゃいちゃしてたらそりゃね。キレるよね。って思うけど(もっとも、ヴァネロぺ自身は自分が行動してどうにかするつもりではあったところをラルフがヴァネロぺにとってのヒーローでありたいがために止めたという側面もある)

おっさんの執着とか嫉妬ほど怖いものはないね。と言われてる気がしてきつかった。

本当はかわいいのにクラスで目立たない女の子が同じように全然友達いない陰キャと仲良くなったと思ったら急にバンドやるとか言って全然相手してくれなくなるみたいな。

ラルフって一作目のときから見た目とは裏腹にとても傷つきやすい奴でだからこそ今回のクライマックスみたいになるのも分からなくはないんだけどクライマックスでそこまでのカタルシスはなかったかな、なんかうだうだやってるなぁ、、、あ、決着した。みたいな。

ドンキーコングが元ネタのラルフがキングコング的なシーンを再現ってのは確実に意識してるなぁとボンヤリ思ったり。

 

 

ヴァネロぺについては結構思うところがあってシュガーラッシュのゲームから離れていいのんかい!?ってのがありますね。前作はゲームの中からメインキャラがいなくなったら大変なことになるってことだったのにヴァネロぺ抜けていいのかなと、夜の間だけネットに行くのかと思ったらそのままずっとネトゲ世界にいるし。

スローターレースに飽きるか配信終了したらまた違うゲームにしれっと行っちゃいそうだなぁと思ったりね。

 (あのスローターレースのゲーム性がよく分からん。レースゲームかと思いきや車を盗むミッションもあって。世界観はマッドマックスで内容はグラセフなゲームなのか?)

 

ディズニープリンセス達の描き方といい今作はだいぶ女性の立場から描かれてる感じがしましたね。ドレス着飾るのは動きづらくていや。とか守ってもらうだけのヒロインなんてまっぴらなんてところとかね。

最後にラルフにドレスを着せるのは笑いを呼ぶのと同時に、自分たちはもうドレスをまとったお飾りじゃない。逆に男の方がだらしないじゃないか!みたいな。フェミニスト的な意図を感じたりしましたね(あくまで僕の妄想です。フェミニストの人はあんまり怒らないでね)

 

でも、この作品続編でやっちゃいけないことをいっぱいやってる気がする。

前作主人公闇堕ち

ポッとでの新キャラが大活躍

ゲームを題材にした映画で続編ゲームでことごとく嫌われる要素をぶち込むってのはどうなんだろう…。

 

ゲームセンターが潰れてネットの世界へ移住するってのだったらよかったかも、同じように忘れ去られたゲームキャラ達が集まってネトゲの世界に入るとか(ん、そしたらトイストーリー3と似たような話になっちゃうか)

 

 

リトワクさん(ゲームセンターの店主)がiMac G3現役で使ってて笑ってしまった。でもあの機種でWifiとか使えんのかな?

 

銀河の歴史がまた1ページ…

気がつけば2019年。

平成もあと少し、4月までは平成31年が存在するわけですね。

同じ年に生まれても平成31年生まれか新元号元年に生まれる子がいるわけか。

っていうか新元号になったら平成31年生まれとは言わずに新元号元年生まれとなるのかな?

 

まぁ、元号なんて死ぬほど使いにくいので西暦だけでいいですが西暦もどれくらいまで使うんだろう1万年越えたらちょっと使い勝手悪そう。

そうきたらいよいよ宇宙暦が使われるときがついに…!?

 

親知らず

親知らずを抜いてきました。

4.5年前に右下を抜いて今回左下を抜いて後は上の左右が残るだけです。

まぁ、上は抜かなくてもいいのかな。

 

前も結構時間がかかったんですが今回も40〜50分ぐらいの大格闘の末、終了。

すんなり抜ける人はいるんだろうか、根っこが曲がってるとかで先生も苦笑いしながらやってましたね。施術中に三、四回ぐらい大丈夫ですよ。ちゃんと抜けますからって言われた

 

前回は抜いた後そんなに腫れなかったんですが今回はパンパンに腫れてオモチロイことに。

オモシロ顔だけならいいんですが鎮痛剤が切れるとジンジンと疼痛が...痛くて痛くて慌てて薬を飲むも、ちょっと時間差で効くのでその数分がキツイキツイ。

飛び上がる程の激痛ってわけではないんですがギリギリ我慢できるかどうかという痛み。

この痛い感じ生きてるって感じがするぜと3月のライオンの島田さんばりに顔を歪めながら笑ってましたよ。夜中に一人で。すぐ、痛み止め飲んで寝ましたけどね。

 

抜歯から一週間ぐらいたった今でも微妙にジンジン痛いです。

でも、2日前ぐらいに抜糸したとき何も言われなかったので大丈夫なのかな?

 

微妙な痛みが続くので痛くなるたびにロキソニンを飲んで凌ぐ日々です。僕は今ごろ痛み止めの偉大さがわかりましたよ。

戦争映画とかで「モルヒネだ!モルヒネをくれ!」というのを実感してます。

ロキソニンだ!ロキソニンをくれ!」ってもんです。あんまり締まらないな。ロキソニンじゃ。

 

 

 

 

レッドデッドリデンプションⅡ

 

レッドデッドリデンプション2

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ちょっとずつプレイしてます。

前作はめちゃくちゃハマって鬼のようにプレイしてたんですがなにぶん8年前、ストーリーは全然覚えてません。ラストで主人公が撃ち殺されるところぐらいしか記憶にない。

(さすがに8年前の作品でネタバレもクソもないよね。)

今作は時系列的には前作より昔の話です。

侍道シリーズみたいな感じかなアレも一作目は侍の時代の終わり頃が舞台で二作目はそれより前(もっともあちらはストーリーの繋がりはなかったけど)

 

主人公はギャング団の一員であるアーサー。

なにがあったかわからないが前の街でちょっと酷い目にあって今は連邦保安官や敵対するギャング団から逃げている模様。

ちょっと離れた場所でキャンプを張って、次どうするか決めよう。というところまでがチャプター1(チュートリアル)

チャプター2からはキャンプを拠点に金儲けしたり、食料調達のため狩りをして過ごします。

ギャング団といいつつもなぜか牧師や子供や女性陣も何人かいてどこかいびつな家族のような感じも受けます。

なのでギャングのため=ファミリーのためという雰囲気もでてくる。

 

僕自身は大傑作だと思うし連日寝不足ですよ。こないだ休みの日は気づいたら一日中やってて戦慄を覚えましたね。多分10時間近くやってた。日常生活でもこれは△ボタン押すところだとかここはデッドアイを使って…とボーっと想像してしまうぐらい没頭してます。

 

ところがネットの最初の方の評判はチュートリアルが長い。操作性が悪い。とあまりいい噂がない。

スパイダーマンのときはすぐあんなに絶賛の嵐だったのに。どうしたんだよみんな、もっと褒めろよ!

 

でも、みんなのいうことも分かるんです。すごくわかる。このゲーム、面白いけど基本的にめんどくさいんです。

移動は馬か徒歩、(馬車や電車で移動もできるけどちょっとしたムービーが流れる)オープンワールドゲームに必須のファストトラベルはゲーム内で拠点をアップグレードしないとできないうえに片道のみ(帰りもファストトラベルはできない)

それとチャプター1がまるまるチュートリアルみたいな感じなのでもっとすぐに色々したいよって人にはつらいかも。しかもこれが普通に3、4時間ぐらいかかる。これは僕がゲームが下手ってのもありますけどね。

好き勝手暴れてストーリーは二の次。ってのがある種ロックスターゲームの楽しみ方なところもありますんでこれは確かに痛い。

 

 

実際色々動き回れるようになってからはめちゃくちゃ面白い。

ストーリークエストはもちろん、サブクエストやそれ以外の単発のクエストも山盛り。

 

夜の街を歩いてたら突然助けを求められ、行ってみたら死体隠すの手伝ってくれ。とか。

 

友達になってくれっていう傷病軍人とハグをしたり。

 

メインのストーリークエストとサブクエストと、クエストとかじゃなくランダムで現れるそういったイベントが山盛り。

優しくするも酷くあたるも自由、ときにはいきなり撃ち殺したり。ただ、すぐ指名手配されて警察に追われる身になるけど。

画質の綺麗さとかはもちろん、イベントの多様さその異常なまでの作り込みにまんまとハマりこむこと請け合いですよ。

 

前作はまぁ、やってなくても問題ないです。

ってか前作やってると後で誰がどうなったかわかっちゃうからネタバレが嫌だったら逆にやらない方がいいかも

僕?僕はほとんど覚えてないから大丈夫。

新鮮な気持ちでプレイできます。

 

 

www.youtube.com

ネズミじゃなくてモグラなのね

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映画って観てるときから面白い!最高!っていうのと、
観終わったあとに、そうだったのか!最高!っていうのと、観終わったときはなんかよく分かんないや、うん。ってなって時間が経つとアレ?もしかして面白いんじゃね?いや、面白いよ。凄い!とジワジワよさが分かるものがありますよね。
まぁ、あるってことで続けます。
そんな映画が裏切りのサーカスです。

面白いんですが、最初見たときはイマイチピンとこない。評判はいいけどあんまりだなっていうのが最初の印象でした。

まずなにが問題かっていうと難しい!
これに尽きます。
登場人物の見分けがつかない。時系列がわからない。

あと、あんまり説明しない。これはある意味いいことなのですが、分かりやすい作品に慣れている人間にとっては非常に厳しい。

基本的なストーリーはイギリスの諜報機関の中に潜んでいるモグラ(スパイ)を見つけだすこと、しかも、モグラは組織の幹部の一人である。というもの。これだけ見ればシンプルですが時系列をシャッフルしたり、死んだと思った人間が急に出てきたり、意味ありげだけど特に説明はしないシーンなどがあったりで、原作を読んでいる人、あるいは「何回か観たり設定を知っているでしょ、みんな」というのを前提で映画が進んでいくので観てるときは???というのが浮かびつつなんだかよくわかんないけど面白いのか…な?という気持ちで観ることになります。

僕も一回目は面白いは面白いのかもしれないけどなんだか分かんないやコレ。っと思ってたのですが解説をみたり設定をみて、あ、アレはそういうことだったのね。うわぁ、めちゃめちゃ丁寧に作られてるじゃんと思い二回目見たらもうすごい好きですね。繰り返しみることを前提に作られてるんじゃないかと思うぐらい。
映像がめちゃくちゃかっこいいんです。ワンカットごとにこだわりを感じるというか

役者陣ももちろんみんな上手いし、映画全体の雰囲気がシックでかっこいい。会議室の感じとか凄いすき。
あと、イギリスってやっぱかっこいいねって思っちゃう。

ただ、基本的にずっと重苦しいので見るときにはちょっと気合を入れてみないと頭に入ってこないです。そりゃそうか一回観てよくわかんない映画なんだからそうなるか。

007のようなカーチェイスやスパイグッズは登場しません。
ミッションインポッシブルのようなド派手なアクションもありません。
そこにあるのはただただ地味な活動を淡々とこなすスパイの姿です。

そして、スパイでありつつも一人の人間として人を愛し、そして悩むものだと。

そういう要素もあるからこそ印象的な映画なんですね。

エンディングとかもめちゃめちゃ好きです。それこそエンディングだけ何回も観ちゃうぐらいに。

 

 

www.youtube.comこちらの動画をみたらより詳しく解説などされてます。

ってか原作もっとわかりにくいのかよって思いましたけどね。そう考えると映画版はすごくよくできてる。

 

余談ですがゲイリー・オールドマンの僕のイメージはレオンの悪徳刑事やフィフス・エレメントの変な髪のヤツのイメージが強かったんですが(ってどっちもリュック・ベッソンか)今ではすっかり渋いオヤジが板についていますね。

 

 

www.youtube.com

 

The show must go on

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カメラを止めるな!

見てきました。(なお、以下の文はがっつりネタバレを含むのでネタバレ絶対殺すマンの人はみないように)

 

見てきた劇場の設備がめちゃくちゃショボかったんですが、それがまた良かった。

前半のすげー頑張って作った自主映画感と劇場の雰囲気がリンクして見事にハマっていましたね。

 

みんなネタバレ厳禁ネタバレ厳禁!ってキレ気味にいうけど僕はそんなかな?と思いましたね。

事前にある程度知ってたほうが我慢できるというか予告でもがっつりネタバレしてるし。

前半が凄い完成度のワンカットで撮っているってことは認めますけど正直、そんなに面白くはない。

自主映画や高校演劇だったら凄いよく出来てる。っていうレベルでところどころ不自然な間や展開があったり(もっとも、その不自然が重要なところなんですが)アレをテレビで流したとき、頑張ってついてこれる人はどれだけいるか、正直チャンネル変えちゃう人がいてもしょうがない。

言ってみれば前半が出題パートで後半が解答パートみたいなものです。こらえ性のない人は前半でもういいや、ってなってもおかしくない。

っていうか僕は前半ちょっと辛かった。

 

この作品は劇場という観客を映画を半ば強制的にみなければいけない環境に追い込んだからこそ最後まで観れることができ、アレだけの笑いと感動を味わえたのだと思います。(映画館までいったんだから最後までは見るかなってやつです)

 

 

 大まかな話としては、ワンカット長回しゾンビ映画をリアルタイムで撮影して生放送する。という狂気の沙汰のような(っていうか素人の思いつきの)仕事を請け負った監督と撮影陣の悲喜こもごもを描いたコメディ。

前半(ワンカット37分)が終わった後、この作品はこうやって撮られていました。ということを説明する楽屋ネタ的な映画です。ラヂヲの時間みたいな。

 

よかったよかったって何が良かったのか。ズバリ、練りに練った脚本と粋な演出。

最後のシーンで、撮影を終えて、なにか娘との泣ける会話シーンみたいなのを入れてこずにスパッと粋な演出で終わらせる。これがいいですね。

ダサいやりかただとここでダラダラと話をさせたりするんですがそんなことはしない。

映画撮った!やった、終わった!ハイ終了!みたいな潔さ。

酔拳のラストぐらい気持ちいいですよ。ラスボス倒した!やった!終劇!みたいなね。

(あ、エンドロールもある種ジャッキー映画的なことはあるかもしれない。)

 

元、映画研究部にいた人間としてはコレは自分のための映画だ!と打ち震えたのですがおそらく日本中に何万人といる映研部員、元映研部員も同じようなこと考えたと思うのでそれは気のせいです。

 

現役の映研部員とかは、カメラを止めるな!みたいなのを撮ろうとしてワンカットの大変さにビビることでしょう。

さっきと矛盾するようですがワンカット長回しなんてめちゃくちゃ大変ですよ。

入念なリハーサルをして、なんどもなんどもテイクを重ねてやっとできるものですからしかもそれが37分。狂気の沙汰ですよ、ホント。

 

最後に、ネタがパクられたなんだのとちょっともめてる本作ですが構成とかよくあると思いますけどね。

こんなことがあって実は裏ではこんなことがって言う映画もいま思いつくのでも

アフタースクールとかバンテージポイントとか

(もっと詳しい人他にもはいっぱいでてくるはず)

 

監督がもともと参考にしてます。って言ってたからてっきり許可とってると思いきやの出来事ですよね。

まぁ、うん、演劇界隈とか自主映画の界隈ってのはそのあたりなぁなぁな印象はあるけれど。

けど、今回、もし事前に許可を取ってたとしても謝礼などはおそらく微々たるものでその場合こんなに売れたと分かったらまたなにかしら言ってくるんじゃないかともおもっちゃいますよね。金銭的な面で。

 

こんなにもめたのは映画がすげーヒットしたからだよなぁ。全然売れてなかったらこんなにはなってないとゲスな僕はゲスな考えしか浮かばないのでした。

 

 

ともあれ、政治的なことは置いといて映画自体はめちゃめちゃ面白いのでおススメです。さすがにもうチケットは普通にとれるはず。

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