王の目醒め
ゴジラ見てきました。
噂通りの傑作。話はまぁまぁ、よくあるわなって感じ
よくある地球の環境を守るため、人間を減らさなければ!みたいな使い古された環境テロリストみたいな団体が、南極に氷漬けにされたキングギドラを溶かしたことから大騒ぎに。
なんとキングギドラは世界中に眠っている怪獣達を操ることができるのです。
キングギドラの命令で世界中で暴れて回る怪獣達。
キングギドラの洗脳が効かないのはゴジラとモスラぐらい、彼らは世界の混乱を収拾する為ギドラとの死闘を繰り広げる(もっとも平和の為とかの感じはないかな)モスラはそうだけどゴジラはなんか因縁の相手をぶっ潰してやるぞ!感が強かったです。
注※ざっくりしたストーリーなのでちょくちょく違います
この映画、なにより怪獣が出てくるシーンは全て美しい。怪獣への愛に溢れています。ラドンなんかめちゃくちゃカッコよく描かれてますよ。なんだあの旋回。カッコ良すぎ。
メインで出てくるのはゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドン。です。他は顔見せ程度にちょろっと映ったりします。
また、姿こそ表してないですが全部で17体の怪獣がいるらしいです。
前作ではゴジラ凄いぞ!って言ってただけの芹沢博士(渡辺謙)が今回は一応活躍したり(まぁ、今回もゴジラ推しが凄かったけど)
テムレイばりにえぇいゴジラを映せゴジラを!みたいなゴジラ馬鹿なのは変わってないとこがほっこりしたり。
ガッジーラガッジーラ言う中で一人だけはっきりと日本語の発音でゴジラって言うし、さらば友よのシーンなんてグッときますよね。
英語字幕でgoodbye old friendってなってたのもまたいいですね。
ゴジラとの長い付き合いが伺えるワンシーンですよ。
あとは、絵的に映えるシーンがいっぱい、ギドラが火山口に立って横に十字架が写るとか、ゴジラの復活からの咆哮とか、静止画でみてもカッコイイです。
最終決戦時、ギドラに殺されそうなマディソンがゴジラに助けられたときに「来たなこのヤロー!」って感じでニヤっと笑うとこが凄いスキ。
兄の仇であるけどこの状況を打開できるのはコイツしかいないって言う。いい表情なんですよ。
ゴジラって常に怒ってる感じだけど2014年版も今回のゴジラもやけに物分かりがよくて人類の味方感が凄いんですね。
そういう点ではヒーローとしてゴジラを描いてるのが分かります。王の目醒め。とか言っちゃってますしね。
それは、シンゴジラとの対比にもなるのかなって。
シンゴジラは何を考えてるのか分からないヤベーやつ感が凄くて目を見てあー、話通じないやコイツはってのが分かります。
ゴジラのvsモノをいっぱい作ってきた日本が、改めて人間の敵としてのゴジラを描いて、ゴジラをリメイクして作ったアメリカが人間の味方としてのゴジラを作るっていうのが面白いところですね。
スタッフロールで怪獣達のキャストのところ、himselfとかherselfってところが洒落が効いていてニヤっとしましたね。