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LOGAN観てきました。

本当は2週間前ぐらいにみたんですけどちょっとかけないでいたらこんなに時間が経ってしまった……

 

ヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリン作品です。

全体的にダークでシリアスな内容なので前回のガーディアンズオブギャラクシーとは真逆のベクトルの作品です。

近未来(といってもこれから5年、10年ぐらいの設定かな)を舞台にしていますが未来館はほぼなく現代からほんのちょっと未来という世界です。

この映画ウルヴァリンシリーズではダントツにというかアメコミ映画でも屈指の傑作なのですが、みてて辛い。

不死身のローガンが治癒能力が弱まってきて終始ゴホゴホいってるし、あの聡明だったプロフェッサーはボケちゃってるしで、Xメンの終りを描こうとしているところが、あぁ、お気楽ハッピーエンドにはならないなってのがすぐわかっちゃうんですね。

 

作中にシェーンを見るシーンがあるんですがこれがこの作品の重要なテーマであります

「人を一度殺した人間はもう二度と普通には戻れない」みたいなことを象徴的に描いています。

作中では容赦ない暴力描写があります。腕は飛ぶわ首は飛ぶわ、頭にブスってツメを刺したり他のXメン映画では極力描かなかったグロい戦闘です。そこにはパンチで吹っ飛んで気絶だとか竜巻で吹っ飛ばすとか湾曲表現はなく撃たれたり、刺されると血が出る。肉が吹き飛ぶといった当たり前の事実。

暴力描写うんぬんをいいだしたらヒストリーオブバイオレンスという映画のほうがより凄惨で暴力をふるう、ふるわれるということの怖さ、悲しさみたいなのは描いているからそこの点を掘り下げることはしないんですが、重要なのはこれをアメコミ人気映画のXメン(といってもウルヴァリンのスピンオフ映画)でやったということですね。

もともと、ウルヴァリンの能力は驚異的な治癒能力、獣のような身体能力、アダマンチウム製の爪で斬る、刺す。というおよそ無傷で敵を押さえるものではないんですね。

そりゃウルヴァリンを活躍させるのに暴力描写を押さえたんなら活躍具合がイマイチになるはずですよ。

今回はそんな制約をなしにグロ描写をガンガン入れたのでウルヴァリンの活躍がわかるってもんですね。

 

 

それにしてもローガンというキャラはツンデレを絵にかいたようなキャラだと改めて思ったわけですよ。

俺には関係ないね。などとさんざん言っておきながらピンチになったら颯爽と駆けつける。そんな素直じゃないけど優しさを秘めた孤独な男。優しいクセに人を遠ざける。いや、やさしいからこそ自分が愛した人間達がどんどん自分を置いて死んでいくのがみていられない。傷つきやすいがゆえに強がるみたいな。

そんな愛すべきツンデレオヤジが最後の最後でほんの少しでも安らぎが与えられたのかなと思うとしんみりとしちゃいますよ。

そして最後のシーンのあの文字がね。たまんないですよ。